プロフィール

プロフィール

1990年より、心理学者マーク カフェルのもとでシン インテグレーションの一年寄宿生トレーニングを長野県で受け、その後一緒に施術者養成をし、2019年より愛知に戻る。
この施術法で側弯症を克服し、その当事者研究から、子供と考える命・暴力・護身法ワークショップを開催する。

女のからだ 相談員養成講座
性暴力被害者支援のためのアドボケーター(支援員)養成講座
主催:大阪ウィメンズセンター
特別支援教育支援員(学習支援員)養成講座(発達障害の理解)
主催:NPO法人子ども支援室カシオペア・ディスレクシア協会名古屋

セラピストカフェル ふみ子

 

ロルフィングからシンインテグレーションへ

私がロルフィング(シンインテグレーション)に出会ったのは、1977年、ボディワークのメッカと言われていた米国エサレン研究所でした。そこではディープ・ティシュー・マッサージと呼ばれていました。そこで学んでいる時に、レクチャーと体験のセッションがあり、新しい手法に興味があった私は受けてみたのです。まず、左側のワークを受けた時の左右差(見た目にも感覚的にも)に驚かされました。続いて右側を受け、不安定さからバランスのとれた状態への移行もとても新鮮な体験でした。
それからだいぶ経ち、第1子の出産時に腰を痛め様々試みても改善せず、米国で夏休みを過ごした時、ロルフィングを思い出して一度施術を受けることにしました。テニスボールでできるセルフケアも教えてもらい、調子を整えることができました。この事がきっかけで、第2子の出産後10セッションを受けようと思い立ちました。カリフォルニア在住の夫がたくさんの施術者に電話をかけ、選んでくれたのがマーク・カフェル博士でした。あとから聞いてみると、出産後に骨盤周りを中心にからだを整えるために、飛行機に乗って遠くから訪れる女性も多いとのことでした。
ワークは、基本的には1週間に1回というリズムなのですが、私は夏休みに米国を訪れているので、10週取る余裕がなく、やむなく2週に3回ということもありました。それでも体験から得た学びは豊かなもので、心とからだの深い結びつきの実感から、私の『自己の象徴としてのからだ』という研究の基礎となる仮説を得ることとなりました。また、からだの変化から自分の在り方に対する理解が深まり、成長の方向性も見えてきました。人間の精神と心とからだがいかに一つに結びつき、互いに影響しあっているかということを、まさに自分の身をもって学んだのです。具体的には拙書「新ボディワークのすすめ」をご覧下さい。
当時、私の周りにはロルフィングが助けになるのでは、という方が何人もいました。しかし、米国に10週滞在し、英語でコミュニケーションを取るとなると、施術を受けることはほぼ不可能です。カフェル博士との親交も深まり、いろいろお話するうちに、ご厚意により旅費と滞在費を負担すれば日本で希望者に10セッションを提供して下さることになったのです。
そして1985年に来日が実現し、30名以上の方が10セッションを体験してくださいました。からだのこわばりや偏りから解放されバランスを深く体験された方、心の解放とバランスを深く体験された方など、一人ひとりその人なりの手応えを得ていました。それは、自己理解と自己受容のプロセスでもありました。(それらは、体験記としてまとめられています)
来日は2回にわたり、ワークショップや種々の研究会でのレクチャーも、開催されました。そこから日本での手応えとニーズを感じたカフェル博士は、日本で施術者の養成コースを開くことを決意して下さったのです。多くの方の関心と協力を得て1992年に第1回のコースが、長野県の浦でスタートしました。私も、最初の2回は、希望者の募集、場所探し、コースづくりのお手伝いをすることとなりました。コースは1年間。共同生活をしながら学ぶという徹底したものとなりました。
ここで、ロルフィングとシンインテクレーションについて少し説明をしたいと思います。カフェル博士はロルフィングの創始者アイダ・ロルフから直接学んだ公認のロルファー(ロルフィングの施術者)です。しかし、ロルフィングという名称は、米国のロルフ・インスティテュートで学んだものしか使用できません。
カフェル博士の教えは、アイダ・ロルフの創始した手技と10セッションとその手順に加えて、感情的・心理的次元も含まれた、全人的アプローチでした。そうした意味でも浦での濃密な関わりそのものが、自己理解と自己受容、他者理解と他者受容のトレーニングだったと考えています。
 私自身も体験学習による人間関係教育に取り組んでいたので、皆さんに社会人向けの『人間関係の感受性トレーニング(Tグループ・トレーニング)』に参加してもらったり、トランスパーソナル・サイコロジーの創始者スタニスラフ・グロフの開発した『ブレスワーク』や、大学のボディワークの授業内容を幾つか提供しました。出会う人を一人の人間として大切にし、豊かな関わりを築いて欲しかったからです。
 コースの終了時に皆で考え、全人的な統合の意を込めてシンインテグレーションという名称にしたのです。シンには深・真・新・清・芯・信など、人によって様々な意味があると思います。
 その後も長野県の小谷村に場所を変え、一期生のふみこさんというパートナーを得たカフェル博士は、日本でシンインテグレーションの施術者の養成を続けて下さいました。私が教鞭をとっていた南山大学でもお二人で、学生や社会人に対してレクチャーやデモンストレーションを最晩年まで続けて下さったのです。そこでの体験が、大切な転機になった人達がいることに深く感謝をしています。

推薦者グラバア俊子

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